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2009/04/10

春の峪にて

20090404fuefuki

標高1000Mを超える高地の渓流。
そろそろ山に潜り込みたくなってふらっと来てはみたものの、その峪は僕の想像以上に冷え込んでいた。吐く息は白く、10時過ぎになっても水温は4℃しかない。
小一時間ほど釣り上がっても全くの無反応…。
ちょっと季節が早かったかなぁ、と後悔し始めたころ、僕はその堰堤下のプールに辿り着いた。休憩も兼ねて、河原に腰を下ろし、ボーッと水面を見つめてみる。
ほどなく、左岸のヒラキでピシャッと水面がはじけた。
続いて別の場所でパシャッ。

ライズだ!

しかも左右のヒラキで同時に波紋を広げている。
僕はひとりほくそ笑みながら、ジィーッとラインを引き出した。

先行もないようだし、コイツはいただきだ( ̄ー ̄)ニヤリ
毛鉤は16フィートのリーダーティペット結んだ#16のCDCソラックス・ダン。
大分扱いに慣れてきた僕のバンブーロッドが、フワリと毛鉤をライズポイントに運ぶ。
ゆっくり流れをトレースする毛鉤…。
十中八九出ると思ったのだけど、毛鉤はライズの続く水面を虚しく流れるだけだった。
続いて#16のCDCカディス、#20のCDCダン、#20のミッジアダルトと毛鉤を変えてみたものの、無視されたり、すぐ傍で水面を割ったり、完全に見切られている…。
どうやら、というか実は何となくわかってはいたのだけど(笑)、相当小さいミッジを捕食しているようだ。
やれやれ。僕は、ティペットを6.5Xから8Xに落とし、正直いつ巻いたかも覚えていない#24位のミッジピューパをフライボックスの片隅からつまみ出した。
寒狭中部の解禁に行かなくなって以来、これ以上小さい毛鉤のストックはないんだよ。
こいつで駄目なら沈めるしかないな…。そう思いながら、小さなアイにティペットを通す。

ロングリーダーティペットでもできるだけラインを出してキャストする。ティペットはターンオーバーさせる必要はない。友人から学んだことを頭に入れて、ロッドを振る。
CDCとストリップド・ピーコックだけで作られたシンプルな毛鉤がふわりと流れにまぎれ、落ち込みからヒラキにスッと流れる。
その刹那、銀色の体躯を光らせて、サカナが水面を反転した。
反射的に右腕を跳ね上げる。
ビシッと張ったイエローのライン、バンブーとコルクを通じて伝わるサカナの躍動。
よしっ。
僕は素早くラインを手繰り、ローリングするアマゴを寄せて丁寧にネットで掬った。

20090404fuefuki_amago01
20センチほどの綺麗なアマゴ  クリック拡大

やっぱりライズを取ると最高に気分がいい。しかもミッジならなおさらだ。
バンブーロッドとのちゃんとしたツーショット写真をカメラに収め、ひと息ついた後、なおもライズは続いている。
僕はドライリフレッシュと乾燥剤、最後にフロータントを施した同じ毛鉤で次のライズに取り掛かった…。

結局、同じプール・同じ毛鉤で都合4つのライズを追加。
峪は寒かったけれど、僕の気分は春真っ盛り(笑)

20090404fly01
持ってて良かった、ミッジピューパ♪

その後は、イワナ狙いに切り替えて、さらに上流に釣り上がったけれど、結局イワナには会えずじまい。だけど、その後もポツポツとアマゴが顔を出してくれて、僕を楽しませてくれた。

20090404fuefuki_amago02_2

昨シーズンに比べて、今年はある程度思い通りの釣りができていると思う。
新しいシステムにも大分慣れてきて、ますます釣りが楽しくなってきたなぁ。
次はもうちょいサイズアップしたいところだね(笑)

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コメント

洋さん、こんばんわ。
綺麗なあまごたちですね~。 ホレボレです。
ミッジの釣りは「見えない」のでほとんどやらない私・・です。 
5連続でライズを仕留められるなんて最高ですね。
うらやましい限りです。

投稿: まちゃ | 2009/04/10 20:10

まちゃさん、おはようございます!
あんなに寒かったのにライズに恵まれて
ラッキーでした。
でも、ミッジ使ったのなんて久しぶりだったなぁ。

でも、正直なところ、5「連続」ではなくて、
間にきちんとバラシも挟みましたです(笑)

投稿: 洋 | 2009/04/11 06:34

ごぶさたしております!
最近コメントできず、スイマセンでした。

いい釣りが出来てるみたいで、毎日気分がいいんじゃないでしょうか?

ミッジでライズをとると、ちょっと他のフライで釣るより
「してやったり!」ていう感覚が強いですよね・・・。
最後まで「バレないでくれ!」と願うし・・・。

投稿: ぷくぷくりん | 2009/04/11 10:53

洋さん、どもども♪
やっぱバンブーとのツーショットは味があるね。
うーん、今本当に手を出そうか出すまいか真剣悩み中なんだ(笑)
>ますます釣りが楽しくなってきたなぁ。
そう思う時って、スキルアップしてる時だよね。
後ろから尺イワナ釣られないように気をつけますよ!
次回はタイミング次第の釣りにGOGOだね(笑)

投稿: わん | 2009/04/11 17:19

洋さん、こんばんわ!!
ラストのアマゴは、なかなか男前なアマゴじゃないっすかぁ〜。
山吹色した胸ビレが良いですね〜☆
ライズをしっかりと仕留めているんだから、16フィートのシステムも使いこなしているみたいだし、毛鉤のチョイスもバッチリ決まって、気持ちイイですね。トップの写真を見ると寒そうだけど(笑)
・・・???平日釣行???(笑)

投稿: terry | 2009/04/11 20:44

洋さん、こんばんは~!!

いやぁ~、お見事、お見事!!
早春のライズゲームを思う存分堪能されてますね~^^。
春といえばミッジ・・・なんでしょうが、ボクのボックスには
ミッジは不在・・。秋に使う大きなミッジならあるのですが^^;。
老眼がはじまる前にミッジの釣りも思いっきり楽しみたい
ところですが、もうそろそろカウントダウン開始かも(悲)。

投稿: ita-gon | 2009/04/11 21:43

ぷくぷくりんさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
釣れた日や休日は気分いいのですが、
仕事仕事の平日は、疲労困憊で気が滅入ってます(笑)

でも、結果的にミッジで釣ると、やっぱり嬉しいですね。
してやったり&苦労して巻いて甲斐があったなぁと…。
でも、逆に最後の切り札を無視された時の落胆も
大きいんですけどね(笑)

投稿: 洋 | 2009/04/11 21:47

わんさん、まいど!
やっぱ、バンブーはいいよ。
僕の場合、ライン以上に気持ちが乗るね(笑)。
例の竿、思い切っていっちゃいなよ、と悪魔のささやき…。

後ろで尺イワナ釣っても、静かに黙ってるよ。
こう見えて僕は奥ゆかしいからね。
帰りの車中で、ボソッと言ってあげる(笑)

投稿: 洋 | 2009/04/11 21:53

terryさん、こんばんは!
最後の写真のアマゴは、#16のCDCソラックスダン、
釣り上がりで出たので、ライズの釣りと合わせて
楽しかったです♪
ロンクティペット・リーダー(と言っても16~17ftですが)は、
思い通りに毛鉤が流れてくれることが多いし、
サカナがガッチリ毛鉤を咥えてくれるのが嬉しいですね。
まぁ、イライラするトラブルもそれなりにあるんですが(笑)

ちなみに、この釣行は、先週の土曜日です。
夕方から雨が降ってきて、トップの写真は
帰り際に撮ったものなんです。
この後、休日千円で度が増した恒例の大渋滞に
巻き込まれました(笑)

投稿: 洋 | 2009/04/11 22:09

ita-gonさん、こんばんは!
たまたま、運が良かっただけです^^
でもガマタあたりだと基本的には春でもミッジを使う機会は
少ないんでしょうね。
できれば僕もコカゲロウでガマタのグッドサイズを
ビシッと釣りたいなぁと思うので、やっぱ羨ましいです。

老眼カウントダウンなんてまだまだですよ。
でも、ita-gonさんなら、老眼なんてもろともせず
心眼でティペットを通し、気合いでアワセを入れて
くれるような気がします(笑)

投稿: 洋 | 2009/04/11 22:23

こんにちは。これは会心の釣りでしたね。
とてもうらやましいです。

アメリカに来て1ヶ月、釣りも始めましたが、
日本のように手軽にあちこち楽しめるという感じでもなさそうで、意外でした。
日本の渓流はやっぱりすばらしいです。

投稿: きみ | 2009/04/12 12:08

きみさん、こんばんは!
東海岸からのコメントなんて、なんだか
とても嬉しいです^^

海外の川って、誰かの私有地だったり、
川のスケールも大きそうで、慣れるまで
いろいろと大変そうなイメージがありますが、
誰でも体験できることではないので、
すごく羨ましいなぁと。
僕もいつか海外で釣ってみたい…。
その時、日本の渓流の良さもまた再認識できるんで
しょうね。

レポートもじっくり読ませていただきます♪

投稿: 洋 | 2009/04/13 22:06

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