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2007/05/27

My HomeRiver in Early-Summer!

20070526kansaj00
新緑の中、プールを攻めるterryさんと後ろで見守るgodzillaさん 

およそ自分のホームリバーを親しい仲間に案内するというのは、多少緊張するものだ。
全国的に名の知れた有名河川や魚影の濃い秘密のとっておき流れならいざ知らず、その渓が愛知県の片隅を流れるちっぽけな渓ならなおさらである。
ましてや、釣行日前日に降り続いた雨。
保水力の乏しい植林の森では相応の増水は免れないだろう。
それでもgodzillaさんやterryさんは予定されていた木曽行きを変更して、前日に決めたばかりの、そしてたった半日しか釣りのできない僕のホームリバーでの釣りにつきあってくれたのだ。

いつもの如く僕は夜明けとともに入渓する。案の定、本流はどこも大増水。こういう時は淀みや流れの緩いポイントに#12あたりの大きいドライフライを浮かべる作戦が定番だ。平水時流れのないところにサカナはつかないはずだから、いつもの渓の記憶を頼りに毛鉤を放り込んでいく。
これが奏功したのか、いくつかのポイントから掌サイズのアマゴが水面を飛び出してきてくれた。もともとサイズが出る渓ではないから、数少ないチャンスをモノにして小さくとも可憐なサカナと逢えれば僕はそれで十分なのだ。

20070526amago01
小さいけれど綺麗な稚魚放流の個体。近所の渓のこういうサカナを大切にしたい。

増水でも何とか釣りになりそうなことを確認して、8時に待ち合わせしたgodzillaさんterryさんと合流。そういえばterryさんとご一緒するのは意外にも今シーズン初めてだったな。遊魚券購入でちょっとしたエピソードもあって、釣りをする前から盛り上がる「釣りウルサイ」トリオ(笑)やっぱり今日の釣りは楽しくなりそうだ。

まずは、朝イチに釣らずに残しておいた、とある支流にもぐりこんでみる。ところが、こちらが予想外の大増水。何故か本流以上に水が多いのだ。遡行に難儀するほど水が厚く、ほとんどのポイントが潰れてしまっている上、サカナの反応もからっきし無し。
うーん、やれやれ。これでは二人に申し訳ないなぁ、と思いつつダメ元で少し釣り上がるけれど、コイツはちょっと釣りになりそうもない。3人であれこれ話し笑いあいながら、ポンポンと惰性で叩き上がりつつも、少し上流の橋で諦めて一旦岸に上がることにした。
サカナっ気がなくても、godzillaさんやterryさんは途中岸辺で見つけたモンカゲロウを写真に収めたり、こんなタフコンディション下でも十二分に渓を楽しんでいるところは流石だよなぁ。

で、場所を替えての第2ラウンド。今度はのっけから、godzillaさんの毛鉤にサカナが飛び出した。ほどなくterryさんの毛鉤にもアタック。少しずつ水が引いて状況が好転しつつあるようだ。サカナがいると分ると僕達の「ウルサイ度合い」もさらに上がっていく。
「あそこを流せ」だの「ここで出ないかぁ」だの、いちいち盛り上がるのが楽しくて仕方がない。ある意味サカナより断然活性が高いな、きっと(笑)。
ひとつひとつのポイントで、冷やかしと笑いが交錯し、一気に釣り上がりのテンポが遅くなる僕達。「今日はネタがいっぱいだなぁ」terryさんの言葉に皆が笑った。
そんなこんなで渋いサカナの反応に翻弄されつつ、godzillaさんがしっかり見つけたのは本日初のライズだ!
フラットなプール。緩~い流れの切れ目で盛んに水面を割っているサカナが見える。
「おーっ」と色めきたつ godzillaさんと僕。
「あんな緩い流れで…。カワムツじゃないっすか(笑)」と僕。
「いや、あれはアマゴだよ。洋さんやってみたら」とgodzillaさん。
名目上、一応ガイドといえばガイドなのでとりあえず僕としては遠慮したのだけど、返ってきたのは「このライズを取らなきゃFFじゃないでしょ♪」とのいつものgodzilla節だ(笑)
実を言うとこのプールはいつも魚影は確認できてはいたのだけど、透明度が高い上にフラットでなかなかアプローチが難しく、数年来サカナをキャッチしたことはなかったポイントなのだ。そのヒラキで悠々とライズCdccaddis01を繰り返すサカナ。
「じゃあ、やらせて頂きます」
アドバイス通り、最近の渋いライズ狙いの定番、CDCスペントカディス(写真右)を6.5Xのティペットに結ん だ管理人。
ホント言うとやる気満々だったりして(笑)
だけども、そこはへなちょこキャスター。そう簡単に一発でドラグフリーで流れる訳がない。どうやら手前の流れにラインが引っ張られているようだった。
と、そこに釣り上がって僕達に追いつかれたterryさん。「ラインを左に置いて流れを避けてみてはどうかな…」との的確なアドバイスに大きく頷く管理人。何投目かにイメージ通りラインを左に着水させるカーブキャストが決まり、逆U字に毛鉤がライズへ向かってナチュラルに流れていく。
フラットな水面を小刻みに震えながら流れ下る僕のCDC。
「よし、でろっ」と思った刹那、パシャッ!サカナが綺麗に反転して僕の毛鉤を咥えた。
ビシッとあわせたラインの先の水面下には5月の陽射しを受けてキラキラ輝く渓魚の閃光。「うわーっ、やったよ!」
いつものライトスタッフがベントを描き、ほどなく僕にライズの主を連れてきた。
ネットに入ったのは少しサイズアップしての5寸か6寸のアマゴ。
一部始終を見守ってくれたgodzillaさんとterryさんとともに、綺麗なアマゴを覗き込んで皆で喜び合う。もちろんカッチリ握手も忘れずにね(笑)

20070526amago02
皆さんに寒狭上流のアマゴお見せできて良かった…(撮影はgodzillaさん)

それにしてもライズを譲られた上、アドバイスを受けつつそのライズを取ってしまうガイドなんていないよなぁ。とんだ迷ガイドだなとは思うのだけど、やっぱり嬉しかったな(笑)

その後も堰堤下プールでライズの釣りに夢中になったり、godzillaさんとterryさんがその名の通りゴジったりテリッたり、僕がわざわざニンフでカワムツを釣るなど(笑)タフコンディションなりにとっても楽しい釣りになった。
いろんな渓でのいろんな釣りを経験済みのお二人もこの小さな渓での釣りを心底満喫されているように思えて、僕にはそれがとても嬉しかった。
そもそも、どんな状況下でもフライフィッシングを楽しむ術を心得ているこの二人に、
魚影の濃さやコンディション云々など僕の心配など無用だったのだ。
と言うより、流石のこの二人、お昼で失礼させて頂いた僕を尻目に、イブニングではしっかりいい釣りをされたみたいだしね。午前中のライズ譲ってもらって良かったかも(笑)。

風薫る皐月最後の僕の釣り。遠征がかなわず単独のちょい釣りの予定が、期せずして気の会う仲間との飛び切り楽しい釣行となった。
同じくこの渓を愛するtaroさんBILLさんも交えて、またいつか皆で一緒に楽しめればきっと最高だろうな。そう思いながら僕はいつものトンネルを抜け、国道420号線を名古屋に向けて車を走らせた。
godzillaさん、terryさん、僕のホームリバーにお付き合い頂き有難うございました♪
今度はどこ行きますかね。やっぱ木曽のカレー屋かな(笑)

20070526kansaj03
季節の移ろいの早い寒狭の渓は、初夏真っ盛り

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コメント

洋さん、こんばんわ!!
昨日は午前中(?)だけでしたが、とても楽しい釣りになりましたね。
お疲れさまでした。

やっぱり“釣りがウルサイ・トリオ”が揃うと騒々しい釣りになりますね。
でも、ライズの主を釣り上げたりすれば、その場で一緒に見守っている
仲間と喜び合えるんだから、単独釣行にはない楽しさがありますね。
それに、ゴジる®テリる®なども満載だったし(笑)

今度はいつにします?(笑)
木曽のカレー屋さんはもちろんですが、ボクのお気に入りにも案内しますよ!!
また機会を作って遊びましょうッ!!

投稿: terry | 2007/05/27 20:45

terryさん、昨日は有難うございました!
僕は半日だけでしたが、この3人が揃うと釣果は別として
短時間でも濃密な時間が過ごせて(笑)、
めっちゃ楽しかったです!

ゴジる®テリる®もしっかり目の前で堪能しましたし、
最高でしたね(ごめんなさい(笑))
次回も楽しみですね。近いうちにどっか行きたいです。
赤いベストのおっさんとも相談しましょう!!

投稿: | 2007/05/27 21:16

こんばんは^^
私は本日、同豊川水系の上流部へ行ってきました。
まだ今日も増水気味ではありましたが、結構良かったですよ。

投稿: | 2007/05/27 22:00

稲さん、こんばんは!大分水も引いてきましたか。
明日明後日アタリが最高かもしれませんね。
もちろん僕は行けませんが(笑)

同じ寒狭上流でも僕は本流方面で釣りをしたことが
あまりないのですが、皆さんいい釣りされてますよね。
僕も今度あっちまで足を伸ばしてみたいなぁ…。
と言いつつ、昼間までのちょい釣りだと時間が問題ですね^^ヾ

投稿: | 2007/05/27 22:42

洋さん、こんばんはっ!!
土曜日はお疲れさまでした&お世話になり有難うございました。
日釣り券を買った時から盛り上りっぱなしの半日となりました~。
教えていただいたポイントでは、愛知県の溪で初めてイワナを
釣ることができました。相当嬉しかったんですよ~(笑)。
それにしてもウルサイトリオで釣りをしたのは久し振りでしたが、
ブランクを感じさせない盛り上がりは尋常ではなかったような…(笑)。
とは言え楽しいことは何度でも味わいたいので、taroさん、BILLさんらも
誘ってまた狭い溪を練り歩きましょう。

投稿: godzilla2004 | 2007/05/28 00:03

洋さん、こんばんわ♪
洋さんのホームも増水でしたか。
雨は金曜だったので1日開いた日曜は増水なんて全く考えずに木曽川水系に入りましたが、自らの浅はかさに愕然とするほどの増水でビックリでした。
最後の写真、すっごくいいですね~。バックのボケ具合といいバツグンですよ!

投稿: narukawa119 | 2007/05/28 22:31

godzillaさん、こんばんは!
土曜日はこちらこそお世話になりました^^
僕なんか、自分が暮らしている県にイワナが生息しているって
ふと寝る前なんかに思うだけで、何だか少し癒されてしまいます♪
ってちょっとアブナイ感じですが(笑)

でもイブニングでお二人がいい釣りをされたと聞いて、
ホント良かったなぁ…と思っています。
これまでいつも1尾ずつでしたから、あの渓流で
4つなんて言ってみれば爆釣ですよ^^

機会があればまた皆で行って釣り逃した大物狙いましょうね!

投稿: | 2007/05/28 23:10

narukawaさん、毎度です!
金曜は思ったより降ったんですね。
僕も予想以上の増水に苦労しました。
でもそういう思い通りにならない自然を相手にして
いろいろ知恵をめぐらすところが、またオモシロイ訳で
この楽しみはきっとつきることがないですね。

最後の写真はK10Dですね^^ちょっと背景をぼかし過ぎて
角度も斜めにしてしまったのがアレですが、グットタイミング
で花にとまってくれたアゲハに感謝です。
この日は山猿さんに習って風景はデジイチ、
サカナの写真はW20と使い分けてみました^^

投稿: | 2007/05/28 23:18

洋さん、こんばんは!
やっぱり結構な増水だったんですねー…あのあたりの支流は以前はそれほど雨の影響はなかったように思うのですが…

そんな中でも、さすがの釣果、さすがの写真ですね!
見慣れた景色が、どこかの有名河川での一コマのように綺麗に表現されていて、おもわずウットリしてしまいました

今度は、春先に釣れたおチビさんではなく、ドーンとデカいのを釣りたいと思っていますので、ぜひデジイチでまた撮影してください。お願いします!(笑)

投稿: taro | 2007/05/29 22:39

taroさん、こんばんは!
増水でしたが、やる気のあるヤツもいたので
渋いなりに楽しめましたよ^^

写真のほうは、同じ風景でも構図や絞り値を変えるだけでも
ガラっと印象が変わるのが最近分ってきて、下手なりに楽しんでます。
今度、taroさんとこの辺をご一緒するときは、竿をもたずに
(ってのはウソですが)、専属カメラマンとして同行しますので、
ご期待ください(笑)
そうそう、とあるイブニングポイントに
また行きたそうな赤いベストの方も見えますから^^
皆で行きましょう!

投稿: | 2007/05/30 23:49

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