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2006/05/21

石徹白、最高!

20060520itoshiro00 蒼と緑のコントラスト、頬を撫でる風、心地よく響くラチェット音。眩しく煌めく水面に放たれた僕の毛鉤に、美しく反転するイワナ達…。
よく晴れた5月の渓流ほど素敵な場所を僕は他に知らない。
(左の写真は雨上がりの石徹白、下に小さく見えるFFMはgodzillaさん)
*全ての写真はクリックすると拡大します
今シーズン2度目となる石徹白川支流峠川C&R区間への釣行は、天候予報通り朝からあいにくの雨模様となった。
絶え間なく降り続く小雨は時折激しさを増し、増水した渓に遡行もままならない。
けれども、そんなタフコンディションを如何にクリアするか、最近そんな戦略を巡らす楽しさが僕にもわかる様になってきた。

朝、godzillaさんと入渓した上流部、激しい流れを避け、流れの緩やかな淀みに大きめの毛鉤を置くと、早速7寸ほどのイワナが水面を割ってくれた。
幸先の良いスタートに自然と笑顔がこぼれる^^

20060520itoshiro02
サイズの割りに良く引くのがここのイワナの魅力

更にもう1尾追加したところで、雨が土砂降りとなり一旦釣りを中断。
レインジャケットを羽織り、同じく既にイワナをキャッチされていたgodzillaさんと下流の仲間のもとへ向かう。
ダスクの店長さんは難しい旅館裏プールで良型のイワナを上げ、ドイザラスさんや今回初対面となったNZ人のピーターさんも既にサカナを掛け、みんな雨中の釣りを満喫しているようだ。
雨の中の釣りって、一人だとちょっとセンチな気分になるけど、仲間といると心強く楽しいし、不思議な連帯感が生まれて、結構僕は好きだな。
その後、更に強まった雨脚から逃れるように、雨宿りも兼ねて皆でランチ。
5人で各人のフライボックスを覗き込んだり、朝釣ったサカナの写真を見せ合ったりして話題も弾む。godzillaさんからご馳走になった熱々の珈琲で身体を温めつつランチが終わる頃、ようやく雨が小雨となり空も明るくなってきた。これも予報どおりなんだけど^^
                    20060520itoshiro07_1
程なく雨も上がり、水面スレスレをセキレイが飛んでいく。飛び交う虫達も目に付くように なってきた。
にわかに活気付いていく渓の雰囲気に期待しつつ、午後はC&R区間の中ほどへ入渓する。
すると、降り注ぐ陽差しと雨の終わりを待っていたかのように、午前中にも増してポイントポイントからサカナがどんどん毛鉤に出てくるではないか。
20060520itoshiro03_1うーん、いい感じだ。 ハッチの中心はこんなミドリカワゲラで、メイフライも黄色っぽいものが多く、この日のために巻いてきたイエロサリーやイエローのパラシュートが良く効いた。
そんなこんなで、機嫌よく7~8寸ほどのイワナ(←)を連続して3尾ほど取り込んだところで、ふと上流を見るとドイザラスさんのロッドが大きく弓なりに曲がっている!
どうやら、プールの底に潜む良型イワナをピーターさんのNZ仕込みのニンフシステムで引きずり出したようだ。大興奮の中でピーターと慎重にランディングに入るドイザラスさん。
ネットに横たわったイワナはなんと尺上!皆でドイザラスさんの初尺を祝い、駆けつけたgodzillaさんと3人でバンザイ~^^

20060520itoshiro08_1
みんないい笑顔。左からドイザラスさん、ピーターさん、godzillaさん

この1尾はドイザラスさんにとって、メモリアルフィッシュとなるはずで、その場面に居合わすことができた僕はとても幸運だった。
その後、空はますます明るくなり、気がつけば青空が覗くまでに回復。
トップの画像のような爽やかな釣り上がりになった。
約3年振りの釣行となったピーターさんもドライフライでサカナを出して、日本の小渓流を心底楽しんでいる様子で、こっちまで嬉しくなる。

20060520itoshiro09
恰好いいハットとグリーンのフィッシングバッグが似合うピーターさん。
絵になりますね。


石徹白の山は保水力がいいのか、雨が上がった午後、水はあっという間に引き始め、ハ ッチがますます盛んになり、いくぶん遡行も楽になり釣りやすくなってきた。
攻めにくいポイントからは、なかなかの良型も飛び出してくる。20060520itoshiro12
例えば、こんな(→)流芯向こうの岩と倒木のタルミ。
絶対にサカナのいそうなポイントだ。
ロッドを高く掲げ、自分のできる限りのメンディングでこのタルミに何度も何度も毛鉤を置く。手前の強い流れにラインが引っ張られて、あっという間に毛鉤にドラグがかかる。それでもポイントまでの距離が近かったので、何とか僕の腕でも数秒間ドラッグフリーで毛鉤をドリフトできた…。と思った瞬間、水面に飛沫が上がり金色のイワナが毛鉤をさらっていく!
もうめちゃくちゃ楽しい^^

20060520itoshiro16
9寸弱のイワナ。石徹白のイワナは丸々としていて元気が良い

イワナに混じって、時折アマゴも顔を出す。
アマゴの出方はとても早くイワナのそれとは違うのも面白い。

20060520itoshiro10_1
アマゴは小ぶりのものが多かったです

幸運にもサカナの活性が高く、全てドライフライで15尾ほどキャッチ&リリースできた今回の釣りだったけれど、最高の1尾は一番最後にきた。
良型が潜んでいそうな石裏。白波が立つ2つ激しい流れの間に50センチ四方の小さなカガミがある。絶対にここにいるはずだと確信を持って、何度も毛鉤を放り込む。エルクヘアカディスをしつこく10投ほどした後、諦めないで毛鉤をイエローサリーにチェンジ。流れに飲み込まれないようにフロータント処理をしたのち、間をおいて再びキャスト。
そして数投目…、ガバッ!
カガミを漂う僕の毛鉤に、何の前ぶれも無くイワナが襲い掛かった!
一呼吸置いてアワせると、ロッドを通じてズンと重い引きが僕の掌に伝わってくる。
まるで潜水艦のように急速潜航し、重い流れに逃げ込もうとするイワナ。
今日一番の弧を描くロッドに良型を確信し、冷静に重く早い流芯から下流手前のよどみにサカナを誘導する。
このポイントを攻める前に予め思い描いていたランディングルートだ。
バシャバシャと暴れるイワナを、水面をツツーと滑らせ無事ランディング。
よし!ネットに横たわったのは、9寸弱の綺麗なイワナ。

20060520itoshiro06
尺には届かなかったけれど、凛々しい顔、素晴らしいプロポーションで、
今日のフィナーレを飾るにふさわしい会心の1尾だった^^

最後に石徹白らしい素晴らしい体躯のイワナに出逢って、気持ちよくロッドオフ。仲間もみんな満足の釣行となりイブニングを待たず石徹白を後にした。
帰りの車の中では、godzillaさんが流暢な英語で、ドイザラスさんと僕が片言の英語でピーターさんとの爆笑イングリッシュトーク。
言うまでも無いことだけど、同じFFを愛するもの同士、国籍は関係ありませんね。
入る区間等いろいろとアドバイス頂いたgodzillaさんを始め、ダスクの店長さん、ドイザラスさん、ピーターさん、有り難うございました。またご一緒しましょう!

ベストシーズンの石徹白釣行、最高でした♪

20060520itoshiro15

峠川ホントいい川です  撮影はgodzillaさん(感謝!)

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コメント

こんにちは!。あの雨の中、釣りに出掛けたんですね~凄いと言うか○○と言うか。(笑)
まあ~なにはともあれ、おめでとうございます。

ドイザラスさん!初尺おめでとうございます。
それから、文面で気になっているのが、なんでピーターだけ敬称略なんでしょうか?
あっ!よく文章を読むと最後だけ「さん」が付いてました~

投稿: ライズ | 2006/05/21 13:03

ライズさん、どうもです!
あっ、ホントだ(笑)
お会いしたときから、みんな「ピーター、ピーター」って、
(勿論親しみを込めて)呼んでたので、
そのまま文面にしちゃいました♪
でも文章では修正しときましたので、ヨロシクです。

昨日は雨のお陰で土曜日にしては、人は少なかったですね。
午後からは晴れたので返って良かったかも。
初尺のドイザラスさんはホント昨日の主役でしたね~。
みんな自分のことのように喜んでましたよ。
原因不明なんですが、ドイザラスさんのPCからのコメントが
僕のBlogに反映されないのが残念ですね(^^ヾ

投稿: | 2006/05/21 13:30

洋さん、こんにちは。
あれだけ雨が降ったのに石徹白は釣りができたんですね。山の懐の深さには関心です。
私は、当初西野の予定でしたが、前日までのアメダスデータとにらめっこの結果、根羽方面を見に行って結局平谷湖にいってしまいました。
石徹白おじゃますればよかったな~。
来週の西野、よろしくお願いしますね。

投稿: ねねこ | 2006/05/21 17:59

こんにちわ。石徹白釣行お疲れさまでした。
良い釣りになったようですね。ドライフライで15匹、僕なら泣いて喜びそうです。
僕は土日が全て仕事で埋まり、全然行けない上体が続いていますので、禁断症状が出始めてます(^^; 早く洋さんのような素晴らしい釣行をしたいですね。

投稿: 1652 | 2006/05/21 19:54

ねねこさん、まいどです!
午前中に本降りになったときも、
「きっと午後から雨が上がる!」って
信じて釣りしてましたよ(笑)
雨上がりの晴れた渓は、とても気持ち良く
午前中で帰らなくて良かったです。

来週、こちらこそよろしくお願いします。

投稿: | 2006/05/21 20:31

1652さん、こんばんは♪
お仕事お疲れ様です。
昨日は、とても条件が良かったですね。
腕がへなちょこでも年に数回こんな釣りができる日が
あるのでやめられません(笑)
はやくお仕事落ち着かれたらいいですね。
久々の渓で久々の1尾ってのもまた格別ですから^^

投稿: | 2006/05/21 20:37

洋さん、こんばんは。
雨上がりのさわやかな青空の下、皆さんイイ顔を
されてますね。最後のイワナも男らしい面構えで
いいな~。今回はご一緒できませんでしたが、
またの機会に石徹白、一緒に釣り上がりましょう!

ドイザラスさん!尺イワナおめでとうござます。
またお会いしたときにでも、その時の様子を聞かせて
くださいね。

投稿: BILL | 2006/05/21 20:45

洋さん、毎度です。
昨日は、顔出せず申し訳ありませんでした。

それにしても良い釣りされたようで何よりです!
そのお陰で?今日はみんなで苦戦してましたよ(^^)

また、峠川のみならずRolly沢、だるまやにも行きましょう!

PSミドリカワゲラの写真差し支えなければいただけませんか??

投稿: Rolly | 2006/05/21 23:46

BILLさん、こんばんは!
ご一緒したかったですね。
でも、まだまだ石徹白のいい季節は続きます。
godzillaさん、Rollyさん達とお待ちしてます♪

やっぱり、僕も年券買っときゃ良かったなぁ(笑)

投稿: | 2006/05/21 23:49

Rollyさん、毎度です!
今日はホントにお疲れ様でした。

今日みたいなドピーカンだとやっぱり
釣りは難しくなるんでしょうね。
昨日はだるま屋で、前回Rollyさんのが美味そうだったので
からあげ定食を頼んでみました。
かなりのボリュームでしたが、問題なく完食。
僕にもミッションが必要なのでご飯おかわりは
しませんでしが(笑)
次はすきやき定食にする予定なので
またご一緒しましょう^^

写真の件、了解です。
godzillaさんのリールに
とまっていたのを撮ってみました。

投稿: | 2006/05/22 00:02

洋さん、こんにちは&土曜日はお疲れ様でした。
それと沢山の写真も有難うございました。
内容盛り沢山、いろんな意味で充実した楽しい一日でしたね。
雨、増水、晴天、減水していく流れ等、峠川のいろいろな顔を
一日で見ることができた気がします。ドイザラスさんの
釣った尺上イワナも凄かったです。
釣りまくった洋さんのお陰で日曜日は苦労させられました(笑)。
でも、RS7'10"#3で、流れの向うをピンポイントで攻める
洋さんのテク、キャスト後のメンディング等を含め、進化し続けて
ますね。絶好調なわけですヨ。
改めて思ったことは、洋さんのサイバーショット、めちゃ望遠が
効くんですね。それにミドリカワゲラのナイスなアップ。
そちらの腕の進化も激しいです!

投稿: godzilla2004 | 2006/05/22 10:03

godzillaさん、こんばんは!
こちらこそ有り難うございました。
ホント盛りだくさんでしたね~。

おっしゃる通り、一日のうちにいろんなシチュエーションを
体験できたので何か得した気分です。
それに午後からgodzillaさんに入るようアドバイスされた区間が
竿抜けだったみたいで、ビシバシサカナが出て楽しかったです。
ホントgodzillaさんサマサマですね♪

テクに関して言えば、今回のようにサカナが高活性かつ近距離なら
僕のメンディングでもごまかしが効くのですが、
前の釣行でterryさんと攻めたポイントくらい
距離があって流れも強いと歯が立たないです。
そのアタリをまた教えてくださいね^^

ところで、あのサイバーショットは
光学12倍ズームなんです。
godzillaさん専属カメラマンとして
遠くからでもシャッターチャンスを
狙ってますので、お気をつけ下さい(笑)

投稿: | 2006/05/22 20:21

洋さん、こんばんわ!!
タイトルが全てを物語ってますね。
エントリーを読んでるうちに
こちらに楽しさが伝わってきます。
難しい流れのポイントを果敢に攻めて
いい結果がでると最高に嬉しいですよね。
それにしても、やっぱり最後の最後に
いいサカナ釣りあげるあたりは流石!!

投稿: terry | 2006/05/22 22:04

terryさん、こんばんは♪
流芯の向こうを釣る時は、前回terryさんの
アドバイスを思い出して実践してみました。
とは言っても、ポイントまでの距離が
あの時の数分の一ですが(^^)

でも、今回の主役は間違いなくドイザラスさんです!
ドラマチックな展開は、僕のお株だったのになぁ(笑)
近々、Blogもアップされるとのことで、
楽しみですね~。

投稿: | 2006/05/22 22:39

おやおや、ワタクシが1匹釣って『ヤッタァー!』って言ってるときに
”15匹”ですか…(スネ…)

それはさておき、以前雑誌でヨーロッパのフライマンが日本の環境を心底「うらやましい」と言った、というのを見たことがあります
自分なんかは「え?ヨーロッパの方がよさそうなのに…」と思うのですが
『名士の集まるクラブに入会しなくても、環境保護団体の許可を得なくても、数ポンド払えば誰でもフライフィッシングを楽しむことができる…こんな素晴らしい国はない』とのことでした

ピーターさんの母国は、比較的オープンな釣り場が多いのかもしれませんが
やはり日本の釣り場環境に好印象を持ったことでしょうネ!

投稿: taro | 2006/05/22 23:02

taroさん、毎度です!
こんないい釣りが続くはずありません。
誰かさんが尺アマゴと尺イワナを上げた某N川。
すごくイヤ~な予感がしますね(笑)

それはそうとピーターさん。
初めこそ「こんな小さい川なのか?」みたいな感じでしたが
釣り始めると真剣そのもの。
掛け損なったイワナに「あちゃー」となったり、
インセクトネットでヒゲナガのラーバを採集したり、
石徹白を充分に満喫されてましたよ♪

こちらもいつかNZで釣りしてみたいですね^^

投稿: | 2006/05/22 23:44

あいたーーー!
石徹白にしときゃーよかった。
庄川で4匹だった選択ミスの釣り人より。
東海北陸道から茶色の濁流が見えたときに
ちらっとそっちへ行こうかと思ったんですよ。
くっそー!庄川めー、リベンジ果たしちゃる。

投稿: narukawa119 | 2006/05/22 23:56

洋さんどうも~
やっぱり楽しんで来たようですね!
前日、DUSKさんに寄った時に
godzillaさん。ドイザラスさん、ピーター氏と
楽しそうに土曜の準備の話をされていたとき
(godzillaさんの英語すごいですねぇ)
なんで~私は仕事なの~って!!
で、またまた寂しく会社の窓から指加えて
北の空をぼんやり眺めてました・・・(^^;
洋さんの釣ったイワナ・・・ほんと綺麗ですね
いい顔してるし、何より濃い色がとってもエエなぁ

今週末は、オクサンと毎年の行事で信州は
蓼科旅行なのでなんとか少しでも竿だせたらな~と
思ってます。

投稿: ばびい | 2006/05/23 17:30

narukawaさん、こんばんは!
朝、石徹白へ向かう途中に見た長良川も濁流だったんですが、
峠川は朝から釣りになりましたからね。
雨が止んだあと水が引くのも早かったです^^

庄川は、数年前あまりにも釣れなくて
もうフライやめようかな~なんて思い始めてた僕を
救ってくれた川なんで、僕も思い入れがあります。
今年もそろそろ行きたいなぁ…なんて言いつつ
また白鳥ICで降りちゃいそう(笑)


投稿: | 2006/05/23 23:33

ばびいさん、毎度!お仕事お疲れ様です。
でも、土曜日お仕事なら禁断の平日釣行が
できるじゃないですか^^
僕が平日オフィスを駆けずり回ってるころ、
誰もいない渓でパラダイス…、
なんてことになればいいですね♪

蓼科奥様と楽しんできてくださいね。
勿論釣りは、夜明けから朝食までが勝負です(笑)

投稿: | 2006/05/23 23:40

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