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2005/08/28

晩夏の木曽 苦戦の末に

20050827-01 台風は過ぎ去りましたが、また暑い日々に逆戻りしてしまいましたね~。そんな中行ってきましたよ、約20日ぶりの釣行です!行き先は、今シーズン3回目になる木曽川支流の渓。
リンクさせて頂いているライズさんの記事にスプラッシュライズ(^^)してしまいましたです。
午前3時に自宅を出発。いつものコンビニ『タイムリー』で魚券を購入し、午前5時半に現地到着。
今回は、まだ入ったことのないバックウォーターから二股の左手の渓を釣り上がることに決め、右手の支流より入渓。二股の出会いまで川通しでせっせと下ります。この辺りは標高1300mの完全な山岳渓流(←)。
クマの危険もあるので、時々ホイッスルを響かせつつ落差のある沢を慎重に下りていきます。

午前6時前、やっとのことで二股の出会いに到着。
100%先行者のいない手付かずの渓を前に胸が高鳴ります。
大物への期待を胸にこの日のために巻いてきた#10のEHCを結び、まずは第一投。
さぁ、釣り上がり開始だ。
眩しい朝陽に照らされる美しい渓は若干渇水気味のようだ…。
だけど、落差のある花崗岩の大岩から綺麗な水が豊富に流れ出していて、大物の気配は充分。大岩をよじ登るたびに目の前に現れる眩しい淵に目を凝らし、フライを流すレーンをイメージする。ここ数日心の中で思い描いていた『ガバッ』→『リール逆回転!』というドラマチックなシーンを実現させるべく、白泡の切れ目やカガミにでっかいフライをポッカリ浮かべていく。さぁ来い!やれ来い!
今か今かとサカナのアタックを待つ管理人…。シャツはいつの間にか汗でびっしょり。
だけど、やはりというか現実は厳しい。暫く釣りあがっても一向に反応がないのだ(泣)。
「うーむ、どうしたものか…」結局、数百メートル遡行したところでドライを諦め、ニンフにチェンジ。#12のBHフェザントテイルを結び、今度はオレンジのマーカーに集中する。
けれども、こちらもウンともスンとも言わず変化なく虚しく水面を流れるのみ。

気温はさほどでもないのだけど、直射日光が容赦なく照りつけ、徐々に体力が奪われいくのがわかる。「おいおい、ここホントサカナいるのか~」。この区間への期待が大きかっただけに、落胆の色は隠せない。集中力も次第に低下してゆく…。
この状態で数時間。登れども登れどもアタリはなく、大岩をよじ登るも辛くなってきた。
かと言って1.5キロ先のポイントまで退渓できる場所もなく、ここはぐっとこらえて釣り上がるしかない。
結局一度のアタリもないまま、午前10時前に退渓ポイントの壊れた釣り橋に辿り着いてしまった。途中休憩をいれつつ4時間以上かけて、区間約1.5キロ、標高差150mを釣りあがってアタリすらなし。ロケーションは最高だったけれど、竿を持って沢登りしただけ。釣りとしては最悪だ。やれやれ、予想外の厳しい展開になってしまった。疲労困憊でトボトボ寂しい獣道の登山道を下り、車でひと息。まいったな~。

いずれにせよ、山岳区間には見切りをつけて下流へ移動するより手はない。20050827-03
まずは、前回前々回とイワナをキャッチした、別荘地内のとあるポイントへ移動。
ドライとニンフで丁寧に小一時間キャストするものの、こちらもサカナの気配はなく午前の部終了…。昨日までの尺への期待(妄想に近い(笑))は彼方へすっ飛び、西野以来のボの字の不安が頭をよぎる。なんとか一尾釣りたい…。
車の中でおにぎりをほう張りつつ、午後からどの区間に入るか思案。「そういえばライズさ ん、橋のあたりで釣ってたなぁ」とライズさんのエントリーを思い出した管理人。昼食後は、勝手に「あの橋だ」と決め付けた橋の下流から入渓することに(→)。(あとで聞いたらライズさんの釣ったのはこの橋じゃなかったんだけど…)。

心機一転、EHCも#14にサイズダウンし、ナチュナルドリフトすることに集中して流れにフライをプレゼンテーションしていく。
で、とあるポイント。ヒラキにフライを流すと、フライ目掛けてサカナが尾びれをふって急上昇!「きたっ!」と思ったのも束の間、微妙なドラグがかかったのか直前でパシャッとUターン。ちくしょぉぉ…。
けれども、本日はじめての反応に俄然力が入る管理人。ちなみにこの辺りのポイントでは、サカナのフライへのアタックの一部始終が見れて楽しかったです。
で少し進んだポイント。フライがカタから落ち込む寸前にサカナがこれまたスゴイスピードで上がってきた!が、既にバックフォワードの動作に入っておりアタック前に痛恨のピックアップ(TT)。あー、流しきっときゃ良かった~。最後まで流しきるって当貝津haruさんに教えられてたはずなのに進歩がない。へなちょこFFM、残念無念、天を仰ぎます。

それでも、幸運にもサカナの反応はまだ続く。橋手前の淵。今度は流れ出しからフライを流し、ヒラキまで流れたところでまたもやサカナが急上昇!3度目の正直、早あわせをグッとこらえ、そのままフライを踏ん張らせる!そのままっ、と念じた瞬間、パシャッと水面が割れイワナが飛び出した!ビンと張るライン。絞り込まれるロッド。よし、待望のセットフックだ!
3番のライトスタッフが曲がり、汗びっしょりの掌に感じるイワナの躍動感が心地よい。
トルクフルな引きをじっくり味わいつつ、何とか寄せてランディング~。
ネットに収まったのは20センチほどの綺麗な木曽イワナ。ついにやった~!

20050827-02
助かった~。サイズの割りに元気一杯!

ファーストキャストから8時間以上経過、苦労して手にした一尾だけに嬉しさも格別だ。往復4時間かけての遠征での『ボ』を免れたことにホッと胸をなでおろしつつ、
「助かったよ」とイワナに礼をして優しくリリース。元気よく淵に戻っていまきしたです。

今思い返すとここでやめときゃ良かったんですが、欲深い管理人、尚も釣り上がります。
その後すぐに1尾をバラしたところで、フライを替えようとベストのフライボックスを探った時『そのこと』に気づいた…。「ありゃ、無い、ない、ナイ…フライボックスがないっ」。よーく見るとベストのボックス入れのジッパーが開け放しに…。どうやら、あのイワナをリリースした後、フライチェンジした時にジッパーを閉め忘れ、その後どこかでバランスを崩した時に落としてしまったらしい(TT)。なんてことだ~。暫く辺りを探したものの見つかる訳もなく、今日に限って予備ボックスもなしでまさかの強制終了。我ながら間抜けなロッドオフになっちゃいました~。
あ~、せっかく巻きためたフライ、イチから巻きなおさなくちゃ。ホント渓に来るたびに何かなくしたり落としたりしてるなぁ…、まったく。
木曽の某支流で不恰好なEHCとBHフェザントテイルが一杯入ったC&Fのフライボックスを見つけたらご一報くださいね。でも、中のフライはまじまじとご覧にならないで下さい、あのフライ達かなりの恥かしがり屋ですから(笑)

でもまぁ、1尾釣れて良かったです。いろいろあって結構大変な一日でしたが、今考えると午前中の沢登りも何故か楽しい思い出に感じてるんだからフライフィッシングって不思議ですよね。勿論あのイワナのお陰なんですが。ちなみに今、足がパンパンです(^^)

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コメント

壮絶!木曽川修行釣行お疲れ様でした。
う~ん私が釣行した時よりも更に厳しくなっていますね。そんな中、数少ないチャンスをものにしてヒット、良かったですね。同じ川を釣った者同士、洋さんの苦労や気持ちが痛い位、分かります(笑)。9月の月末、ラスト釣行に行きましょう。

投稿: ライズ | 2005/08/28 12:35

ライズさん、毎度です。
いやぁ、釣果も遡行も危なかったです…。
あの渓、日に日に厳しくなってますね。
って、思い切りいい訳です…(^^ヾ。

でも9月末、一発逆転を狙いに行きましょう。
無くしたフライ巻かなきゃなぁ(笑)

投稿: | 2005/08/28 13:24

私も、ゴルジュ帯の崖をヘロヘロになってやっとこさ上がったと思ったら、ジッパーが開いててテレストリアル・パターンがぎっしり詰まったフライ・ボックスを途中で落とした事があります。

勿論、急な崖を降りて取りに行く気力は無かったです。その他、パズデザインのフロータントの圧着ボトル(これ、高かったから、無くした時は凹みました)、シェイク、温度計、クリッパーなど、あ~っ、数えだしたらきりがない。
教訓:開けたら閉めろ。でも、夢中になって忘れちゃう。

最近、この川がお気に入りですね。多分だと思いますが、私もやったことがありますよ。上流部はえさ釣りの人が沢山入るので、思うほど魚がいないですね。下流部の本流との出会い付近からか、本道の辺から入ると、意外といいサイズが出ますよ。
教訓その2:フライは最後まで流しきるべし。

私は9月9日で禁漁になっちゃうので今週か来週に高原川に再度、行ってきます。多分超強行1泊(お金ないから、勿論、車中泊。悲しい)川のハシゴのハシゴ釣りです。

投稿: lefty_haru | 2005/08/28 18:48

はじめまして!
ライズさんのトコロから飛んできました。 お邪魔します。

今回の釣行はなかなかヘビーな釣行だったようで。
しかもシーズン終了間際のこの時期に
フライボックスまでナチュラルドリフトとは・・・。

また遊びに来ます、ヨロシクお願いしますm(_ _)m

投稿: terry | 2005/08/28 19:11

haruさん、こんばんは。
>開けたら閉めろ。
>でも、夢中になって忘れちゃう。
そうなんですよ~。新しいフライを結んだら
一刻も早くキャストしたくて閉め忘れ(笑)
いかんですね~。
それとカタのイワナを逃した時は、
すぐharuさんの顔が頭に浮かびましたよ。
教訓2→肝に銘じますです^^

あと、あの川は、7月に初めて行ったときに
アベレージ25センチでロケーションも良く
気に入っちゃいました。
でも、釣行のたびに釣果は厳しくなり
今回はやばかったです。

haruさん、高原川のレポ期待してます。
来年は高原にチャレンジしますので
是非ご一緒させてくださいm(_ _)m

投稿: | 2005/08/28 21:13

terryさん、はじめまして。
あのフライボックス、ナチュラルドリフト
したのか、ニンフのごとく水面下に沈んだのか
不明ですが(笑)、100本ほどのフライ達を
失ってしまいました。
ホント間抜けなことで恥かしい限りです。

あと、当方からもリンクさせて頂きました。
こちらこそ宜しくお願いしますm(_ _)m

投稿: | 2005/08/28 21:24

洋さん、高原川は3月中か、遅くても4月の最初までに行きたいですね。出きれば泊まりが楽しいですよ。
別のグループからもお誘いがあるから、この際、大所帯で行きましょう。その方が、夜が楽しいです。
お宿はまかして。って、宝山荘だけど。

投稿: lefty_haru | 2005/08/28 22:59

haruさん、ありがとうございます。
絶対行きますよ!
足手まといにならないよう頑張りますので
宜しくお願いしますm○m
有名な宝山荘にも泊まってみたかったし、
夜も盛り上がれば最高ですね。

早くも来シーズンの楽しみが
できちゃいました^^

投稿: | 2005/08/29 00:01

ありゃ~~~今回は悔やんでも悔やみきれないボックス紛失ですか・・心中お察しします。

僕も過去に一度落としてしまったことあります。パラシュート系のフライがぎっしり詰まった・・・・ああ・・思い出しただけでも涙が(T_T)/~~~

来シーズンは高原ですか。今から来期が楽しみですね!僕も来期こそは・・・(^^)

投稿: Rolly | 2005/08/29 19:13

いやー、皆さん結構フライボックスの放流を経験してるんですねー
こりゃライズじゃなくて落ちてる(沈んでる)フライボックスを探した方がイイかも…

とは言うものの、自分もベストのジッパーはついつい開けっ放してしまいます
「開けたら閉めろ」肝に銘じておきたいと思います

さて、あと1ヶ月。ドコに行こうかなぁ…

投稿: taro | 2005/08/29 22:15

Rollyさん、こんばんは~。
「ラストスパート!」って巻い貯めたのに
またイチから巻き直しとは…
これを機会に初心に帰って一本一本丁寧に
また少しずつ巻き貯めますですよ(^^ヾ。


投稿: | 2005/08/29 23:06

taroさん、開けたら閉めろですね~。
もう二度と落としたくないです(^^ヾ

でもほんとにあと1ヶ月になっちゃいましたね。
昨年の9月は3回の釣行で1尾だけという
悲惨な結果だったので、
今年はいい釣がしたいなぁ。

予定が合えばどこかでご一緒したいですね。

投稿: | 2005/08/29 23:13

洋さん
はじめまして!
洋さんの写真と文章で釣りに行った
気分になれました。
私も「加藤毛ばり店」さん行くんですよ、、
フライは去年からで、
その前は餌釣り渓流キャリア○○年です。
またちょくちょくのぞかせてもらいます。

投稿: yasubei | 2005/08/30 22:14

うーん。しょっぱい釣りになりましたねー。俗に言うお盆スレってやつでしょうかね。私なら最初の脱渓の時点で夕刻まで温泉入ったりソバ食ったりしますね。んで満足してイブニングに竿を出すこともなくお家に帰って布団に入る(爆
それにしてもボックスは痛いですね!精力的に巻いてらしたのにねー!洋さんのC&F、北海道まで流れ着いたら、間違いなく私がお預かりしますので!(爆

投稿: いぬ太郎 | 2005/08/30 22:45

yasubeiさん、はじめまして!
餌釣りからの転向の方って、
ストーキングの大切さとかサカナの
着き場とかを熟知されていて
ホントに釣りが上手だな~って
イメージがあります^^

釣果も文章もお恥かしい限りですが、
今後とも宜しくお願い致します。m(_ _)m

投稿: | 2005/08/31 20:19

いぬ太郎さん、こんばんは~。
最初の脱渓で蕎麦&温泉!
それもありでしたね~(笑)

フライは正直痛いです。
とりあえずEHCとBHニンフを5本位ずつ位
巻いていつでも出撃できるように
しとかなくちゃ(汗)
北海道に流れ着いたら、いぬ太郎さんの
かっこいいフライを数本入れておいて
下さいね!お手本にさせて頂きます(^^ヾ

投稿: | 2005/08/31 20:29

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